レートをエクセルで利用
MT4にはDDEサーバーという機能があり、この機能をONにすることで、エクセルにリアルタイムレートを表示することが可能になります。この機能をONにするにはツールのオプションメニューのサーバータブにある「DDEサーバーを有効にする」にチェックマークを入れるだけです。
これで準備は整いました。サンプルのエクセルシートがFXTF MT4(インストールフォルダー)直下にあります。
DDE-Sample.xlsというファイルがそうです。開いてみましょう。
※1,000通貨コースを利用の場合、最初は以下のように何も表示されません。
これは、通貨ペアコードが一致していないためなので、通貨ペアコードを以下のように変更します。
赤い字の部分が変更部分です。
=MT4|BID!USDJPY
↓
=MT4|BID!’USDJPY-cd’
ポイントは、通貨コードをFXTF MT4に合わせるため「-cd」(半角でハイフンとcd)を付加することと!マーク以降の通貨コード全体を’ ‘(シングルクオーテーション)で括ってあげることです。
MT4を起動した状態で、エクセルシートを開いてみます。
正しくリアルタイムレートが表示されることが確認できました。
さて、今回の話はここで終わりではありません。リアルタイムレートを見るだけならば、MT4自体を見れば済むわけですから、こうしたリアルタイムレートを使って何が出来るかの一例をあげてみます。
以下のようなバイナリーオプションのエクセルシートなどはいい例ですね。
先程のシートをMT4と名前を変更した上で、その前にバイナリーオプションの計算式を入力したBOというシートを挟みました。
入力部分は色の付いたセルで、金利はやたらと動くものではありませんので、ドル金利を1.0%、円金利を0.0%とし、ボラティリティはとりあえず8.0%としてあります。満期の横の時間はエクスパイアまでの時間を入れる感じですね。
ここで一番よく動くスポットレートを、リアルタームレートのDDEを使うことで比較的実用度の高いシートになります。他にも色々な応用が効くと思いますので、お試しいただければと思います。
◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。