MT4のバックテスト トライして習得しよう!
バックテストの仕方の続編は、いよいよEAの設定とバックテストの実施をご説明して
参ります。
1.EAを設定する
用意したEAをファイルプルダウンメニューの「データフォルダを開く」を選択すると
開く「MQL4」フォルダ内の「Experts」の中に移動します。
今回のケースでは、fx-onリアル運用中の Forex Solid を使用しました。
EA本体ファイル以外にもファイルが存在したら、EA提供元のマニュアルに沿って
適切な場所に保存しましょう。
EAの保存が完了し、MT4を再起動しますと、下の画の通り、ナビゲーターウィンドウ内の
エキスパートアドバイザーの中にEAが表示されます。
2.各項目の設定
続いて、テスター内でEAや各項目を設定して行きます。
テスター内の以下の項目を順に設定して行きましょう。
-エキスパートアドバイザー バックテストを行ないたいEAを選択します。
-通貨ペア
‐モデル
☆「始値のみ」は、使用する足(テスター内では上の画の通り”期間”の箇所)の始値データ
のみを使用してバックテストを行います。
☆「コントロールポイント」は、使用する足の一つ下の足(期間がM5ならM15)
を使用しその1つの足につき12個のポイントを作って中間の精度でテストするものらしい
です。
☆「全ティック」は、最小の足を使ってテストするもので通常は1分足を使います。
‐日付と時間を使用 開始日と終了日を選択します。
-期間 足を選びます。
-スプレッド 使用するスプレッドを選定します。
【以下、重要です!】
特に、「モデル」は、最もテスト精度の高い「全ティック」を選ぶべきですが、EAによって
はバックテスト完了までに相当な時間を要しますので、まずは、「始り値」のみでテストを
行ない大凡の結果を確認後、「全ティック」で実施するのが良いです。
「日付と時間を使用」は、長期間を選択するとバックテストの結果、途中で切れる場合が
あります。私は1年半程の期間でテストして、徐々に期間を拡大するなどしています。
「スプレッド」は、現在値を選ぶと正に只今現在のスプレッドが適用されすべてのヒストリ
カルデータに加味されてテストが行われます。それ以外の固定の数字を選んでも、その値が
すべてに適用されます。つまり、バックテストにおいては変動スプレッドではないという
ことで、この点が、スプレッドが相場によって変動するフォワードテストとの最も大きな
差異です。なお、2→0.2pips、10→1pipsです。
3.バックテスト スタート
スタートボタンを押してバックテストを開始しましょう。
EA、期間の長さなどによって、相当な時間がかかる場合もあります。
緑色のメーターが振り切れば完了です。
4.バックテスト結果の確認
完了したら、まずは下の画の「レポート」タブを表示しましょう。
肝心な個所は、「モデリング品質」で90.00%、または、それ以上であれば成功です。
バックテスト結果の各項目を見てEAの成績を確認しましょう。
また、以下の画の「グラフ」タブを表示させて損益曲線を確認してください。
以上で、バックテストは終了です。
難しく見えるかもしれませんが、まずは、トライして慣れてくれば、スイスイと出来る様に
なりますので、実践してみてください。
本日のfx-onリアルトレードは、前回時点から進展がなくポジション保有中です。
決済とエントリーが発生次第、また、ご報告したいと思います。
※口座申込み完了日時が2020年5月2日AM9:00以降のお口座では、FX自動売買プログラム(EA)を組み込んで行う自動売買取引はできません。