日銀・FOMC待ち相場
先週からドル円が徐々に一定のレンジに収まりつつあります。
株価は下がっておりましたが、ドル円は一定の値をキープしております。
NY株や日経も徐々に下落傾向です。
長期金利の上昇が世界的に株価を押し下げております。貴金属や原油までも下落です。
徐々に秋のマーケットが色濃く出てきました。
今週のマーケットは最重要イベントと併せて投資戦略を見ていきましょう。
日銀・金融政策決定会合
日銀の「総括」として、量から質(金利?)に緩和対象が移行していくようです。
各報道機関からも事前予想が出ているように、マイナス金利は-0.2%~-0.3%が想定となっております。
国内の金融機関の株価に配慮して事前アナウンスのようです。
その代わり、長期国債の買い入れ額を減らして、長期金利は上昇させる=銀行保有の長期国債の利回りは上昇させる意図があるそうです。
これがイールドカーブ立たせる=スティープ化させると言われている所以です。
これにて、銀行の金利の収益はマイナス金利導入されても国債の金利がありますので、改善されます。
超長期国債の利回りが上昇しているのはこのためですね。
おそらく水曜日には、日本銀行のホームページに詳細とマイナス金利導入時の図のように記載が行われるはずですので、ご興味ある方はそれをご覧になってみてください。
FOMCと米ドル
変わって、FOMCです。
指標悪化の連続から利上げはないとは思いますが、あれだけタカをくくっていたFRBメンバーです。
12月は利上げだ!っといったニュアンスをかなり強めに出してくるのではないでしょうか。
あわよくば利上げは11月にでも可能っと、やるとは思いませんが、それぐらいの意図的な意気込みを見せてくれるのではないかと考えております。
その場合、12月の利上げの織り込み度合いはまだ低いので、米ドル買いで動いてくるでしょう。
政策金利発表と同時に利上げ無し=米ドル売りで反応してくると思われますが、声明文がタカ派になり、再び米ドル買いパターンもあるのかな?っと思っております。
今日はポンドドルをチョイスしました。
ポンドドル日足
ローソク足+RCIチャートです。
1.28を割ってこれば、レンジを抜けてきますので、下落トレンドが再開されるかもしれません。
この2か月間は激しくポンドドルがレンジで乱高下しましたから、短期ポジションは間違いなく一掃されているでしょう。
1.35の前半ぐらいは一度攻めてほしいと思っておりましたが、時間がかかり過ぎていたのとショートの低めのストップロスがあまりいなかったことが上昇し切れなかった要因の一つだと思われます。
次は下攻めのターンです。
個人的には、今週1.31の前半から中期ポジションとしてショートを構築したいと考えております。
RCI26も52もレンジ相場でしたが、上昇しておりましたがここ数日前から下落に転じ始めました。
RCI26は天井圏から反転しておりますので、上攻め失敗パターンです。次の下限トライはおそらく抜ける確率のほうが高いため、注目したいと思います。
◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。
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