ブレイナード理事の講演に大注目！米ドル売りに転じるか？
先週は毎日目まぐるしく変わる展開に翻弄されてしまいました。
非常に難しい相場が続いておりますね。
日が変わるごとに米ドル買いになったり、米ドル売りになったりと、非常に激しい相場です。
っということはまた明日ぐらいから今度は米ドル売り相場なのでしょうか(笑)？
今日も荒れる！？ 今週前半の目玉講演
今晩、夜中の2時15分～ FRB理事のブレイナードさんの講演があります。
FOMC前のブラックアウト期間最終日です。
（ブラックアウト・ルール：FOMC実施日の前週の火曜日から、FRBメンバーは金融政策についての言及が禁止されている。）
今までFRBメンバーのタカ派発言が目立ってきました。
そして、今晩、オオトリを飾るのはブレイナード理事です。
クリントン大統領候補と非常に親密な仲でして、揃ってハト派で有名です。
米ドル高を嫌がり、徹底的なハト派ぶりはFRBメンバーの中でも最も利上げに関しては懐疑的な人物です。
しかし、市場は何か期待をしたかのように米ドル買いに偏っております。
ブレイナード理事がタカ派の発言をもしするならば、今月の利上げの可能性が極限にあがります。
しかし、いつもどおりハト派のトーンですと、一気に米ドル買いで反応します。
現状、なぜかブレイナード理事も・・・・っと期待をした値動きになっているのは間違いがありません。
今晩次第で相場はまた大きな分岐点を迎えると思います。
ユーロ円チャート 日足分析
さて、本日はユーロ円チャートにしました。日足です。
ユーロドルも考えたのですが、今晩のブレイナードさんの発言により白くも黒くもなるので、こちらをチョイス。
現状、タカ派だった場合はドル円が噴き上がるでしょう。
ハト派だった場合は、ユーロドルが噴き上がるでしょう。ドル円は下がりますが、次の日銀の金融政策がございますから、下値は意外と限定的ではないかと考えております。
よって、勝負するならユーロ円が妥当？ではないかと考えた次第です。
ハト派でも比較的上昇、または下値は限定的でまた同じプライスに戻ってきそうな、そんな気がしております。
現在、調整波が起こっておりまして、EMA62線（ピンク）を超えてきそうです。
ここを超えますと、EMA144線（黄色）付近まで向かうことになります。
ストップは水平線を引いた直近の安値です。
懸念材料としては、テクニカル的にRCIが天井圏に張り付いてしまっていることでしょうか。
理想はまだ+0.8%を上抜く手前ぐらいで停滞してほしかったところです。
まあ、今回は致し方ないでしょう。
その他、ハト派だった場合は、オジドルやNZドルが大きく下落しておりましたから、これらが大きく値を戻すでしょう。
そしてFOMCまではしばし大人しい相場になるのかもしれません。
また注目は米国株です。久しぶりに崩れてきました。
ブレイナード理事が株価に配慮した発言をすると思いますので、その場合、多少値を戻すでしょう。
しかし、ここから再び米株が崩れる可能性もありますので、リスクオフ相場になる可能性も多少考慮にいれておいたほうがよさそうです。
いずれにしても、今晩、夜中の2時以降は大注目です。
久しぶりに起きていようと思います。
◆本稿は筆者の個人的見解に基づき、執筆されたものです。あくまでも個人ユーザー向けのコラムとして提供された参考記事であり、FXTFの見解、分析ではございません。
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