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リスクに備えよ!英国民投票時の取引について

今週6月23日(木)にイギリスで
EU離脱を問う「国民投票」があります。
 
現時点での世論調査では、残留派と離脱派がイーブンか
残留派がやや上回っているという微妙な状態です。
 
投票日前に、大方の体勢がわかればいいのですが
内容によっては、世界の市場に大きなインパクトを与える可能性があります。
 
FXとして最も懸念されることは
「流動性がなくなりレート配信が無くなってしまう!」
という事態です。
 
その後レート配信が再開されたとしても、大幅に乖離した
「ヘンな価格」で約定することもあります。
 
レート配信がないと、ロスカットや逆指値も効かないので
想定以上の損失を追う可能性があります。
個人的にはそんな不利な、コワイ相場でトレードをする気にはなりません。

FXトレード・フィナンシャルでも
英国民投票における相場変動による注意喚起のお知らせが出ています。
投資家保護のためにも明確にリスク開示をしたのはGoodでした。
 
 
FXTF最新のお知らせ
■ポンド関連銘柄のレバレッジ引き下げ措置(個人・法人)

【MT4】
・通常レバレッジ25倍⇒12.5倍
・対象銘柄:GBPUSD、GBPJPY、EURGBP、GBPAUD、GBPCAD、GBPCHF、GBPNZD
・期間:6月23日(木)取引開始時~6月24日(金)取引終了時
※マーケット状況により延長する場合あり

【高速FX】
・通常レバレッジ25倍⇒12.5倍
・対象銘柄:GBPUSD、GBPJPY、EURGBP、GBPAUD、GBPCAD、GBPCHF、
GBPNZD、GBPZAR

・期間:6月23日(木)取引開始時~6月24日(金)取引終了時
※マーケット状況により延長する場合あり

【FXTFミラートレーダー】
・通常レバレッジ25倍⇒12.5倍
・対象銘柄:GBPUSD、GBPJPY、EURGBP、GBPAUD、GBPCAD、GBPCHF、GBPNZD
・期間:6月23日(木)取引開始時~6月24日(金)取引終了時
※マーケット状況により延長する場合あり

このようにレバレッジが引き下げられることにより、
大きな急変動によってポジションが吹っ飛ぶ(ロスカット)される可能性が低減されますが
それでも当日はどうなるかわかりません。

現在、ポンド銘柄を保有されてる投資家の方で、
ハイレバレッジなポジションのを持っている場合、
今回のレバレッジ引き下げ措置により
6月23日取引スタート時点でロスカットにかかる可能性があります。

<レバレッジ変更の例>
・為替レート  : USDJPY 105.00円、 GBPJPY 150.00円
・保有ポジション:USDJPY 10,000通貨、GBPJPY10,000通貨

このポジションを持っている場合の必要証拠金は下記になります。

(変更前必要証拠金)
USDJPY 42,000円(25倍)
GBPJPY 60,000円(25倍)
合計 102,000円

(変更後必要証拠金)
USDJPY 42,000円(25倍)
GBPJPY 120,000円(12.5倍)←
合計 162,000円
↑「ポンド系通貨」のみレバレッジが引き下げられるので
必要証拠金が一時的に増えることになります。

ということで、英国民投票前に
ポジションをいったんスクエアにするほうがいいとは思いますが、
そうでない場合は証拠金を増やすか、一部のポジションを決済して
証拠金率を上げておく作業が必要です。

必要に応じてしっかりと調整し、英国民投票(6/23~24)に備えましょう!

 

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