MT4バーチャルホスティングサービスの使い方
MT4のバーチャルホスティングサービスの使い方を順を追って説明します。
MT4バーチャルホスティングサービスは、24時間EAで自動売買を行うためのバーチャルサーバー(仮想サーバー、Virtual Server)を提供するサービスで、メタクオーツ・ソフトウェア社が提供するMQL5コミュニティ上のサービスです。
本記事は情報提供を目的としており、本サービスはFXトレード・フィナンシャルのサポート対象外です。本サービスはお客様ご自身の責任のもとご活用下さい。
本記事は本サービスの利用者でもある山中康司氏監修の下作成しました。
従来のVPS(仮想専用サーバー)サービスとの違い
①MT4取引端末上から直接契約が可能。
②自宅のPCにインストールしたMT4のEA・インディケーター・スクリプトをバーチャルサーバーにそのまま同期することが可能。
※従来のVPSサービスでは、自宅のPCのMT4とは別に、VPSサーバー上にMT4をインストールし設定する必要がありました。
③ネットワークのレイテンシー(遅延)の少ないサーバーの比較・選択が容易。
④バーチャルホスティングサービスの開始・停止・キャンセルがMT4取引端末上で直接可能。
⑤24時間の無料トライアルサービス付き。
MQL5.communityへの登録
バーチャルサーバー(Virtual Server)を使うにはMQL5.communityへの登録が必要です。
(A)登録している場合
MT4のメニュー「ツール」 → 「オプション」をクリック
→オプションのタブ「コミュニティ」で、
青い文字「もしアカウントをお持ちならログインしてください。」をクリック
⇒ログインIDとパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックしてログインしてください。
(B)登録していない場合
ツール → オプション →コミュニティで、
ログインID(既に使われているIDの場合、警告が出ます)とメールアドレスを入力し「登録」ボタンを押します。
入力したメールアドレスに、ログインIDとパスワードが届きます。このログインIDとパスワードを使って(A)のログインを行ってください。
バーチャルサーバー(Virtual Server)への登録
(1)ナビゲーターペインのリアル口座番号を右クリックして”バーチャルサーバーを登録”を選択します。
(2)次の画面以降「次へ」を2回押します。
●バーチャルサーバー(Virtual Server)利用上の注意点
以下は望ましい設定です。カッコ内は補足。
・気配値表示ではEAに使う通貨ペア以外は削除しておくこと
・EAを走らせるチャート以外は開かないこと
また、EAに関連するテクニカル指標のみ(カスタム指標は必須)を表示すること
・必要に応じてウェブリクエスト、FTP、メールアカウントの設定をしておくこと
・MQL5コミュニティのアカウントを正しく設定すること
・スマホにプッシュ通知するため、メタクオーツIDを設定しておくこと
・EAがターミナル上で正常に動作することを始めから確認しておくこと
(DLLを呼び出すEAは動作しない)
(3)サーバー選択画面になるので、遅延(Ping. ms)の少ないサーバー(例はSingapore)を選択し「次へ」
(4)課金プランが出ますので、初めての時は「無料:1440分の評価残期間」を選択し、同意チェックボックスにチェックを入れて「次へ」
※動作に問題が無ければ、有料プランに切り替えます。
※1440分=24時間(一日)です。
3か月以上の契約は割引があります。(後述)
(5)「すべて移行」が選択されていることを確認して「完了」
(6)口座にバーチャルサーバー(Virtual Server)が紐付けされたことが確認できます。
EAのバーチャルサーバー(Virtual Server)での稼働
(1)通常通りにEA(例はDixie)を作動させます。チャート右上のアイコンで動作していることを確認します。
(2)ナビゲーターペインのバーチャルサーバー(Virtual Server)を右クリックし、“エキスパート、インディケータ、およびシグナルを同期”を選択します。
(3)バーチャルサーバー(Virtual Server)とのシンクロ(同期)がうまく行けば、ターミナルの操作履歴タブに”Status is ‘started’ ”と表示されますので、MT4は閉じて構いません。
取引執行時の通知、メール
取引が執行された時に通知、メールで連絡を受けることが出来ます。
(A)通知の設定(ツール → オプション → 通知機能)
スマホ(iPhone / android)版MT4の設定画面からメッセージを選択すると一番下にメタクオーツIDが表示されますので、
それをMetaQuotes ID欄に入力します。
テストを押してスマホ版MT4にメッセージが届くことを確認します。
取引執行時もリアルタイムでメッセージが届くのでお勧めです。
(B)メールの設定(ツール → オプション → Eメール)
スマホを使わない場合、PC等でメールのメッセージを受け取ることも出来ます。
どちらかの設定をしておけば取引執行時にMT4起動しなくても確認出来ますので、
必ずどちらかは設定しておくことをおすすめします。
有料プランへの切り替え
有料プランに切り替えるにはMQL5.communityに支払残高が必要です。
(例は3ヶ月契約の28ドルを支払う方法)
(A)残高がある場合
上記「バーチャルサーバー(Virtual Server)への登録」と同じ方法で、プラン選択画面に進みます。
残高の範囲でプランを選択出来ます。
3ヶ月プランを選択し、チェックボックスにチェックを入れて「次へ」と進めば、あとは「無料:1440分の評価残期間」の場合と同じです。
※「十分な資金とターミナル操作で購読を自動的に更新します。」にチェックを入れると、自動的に支払い契約が更新されます。
(B)残高が無い場合
上記画面の青い文(「私はバーチャルホスティングサービス規約に同意します。」)をクリックするとMQL5.communityのページが開きますので、
ログインの上、右上のアカウント(ユーザー名)をクリックし、”Deposit to Account”をクリックします。
次の画面でPayPalやクレジットカード等の支払い方法が選択できますので、
支払いたい方法の“Deposit”ボタンを押し、支払う金額(上の例では28ドル)を入力後、
画面に従って支払いを完了してください。
支払いが完了するとメールで通知が届きます。