相場に合ったレンジトレードの手法とは ⑴
MT4とEAを使ってレンジトレードを行なう方法が人気です。
あらためてレンジトレードの特徴や、今の相場環境で有効だと思われる方法をご説明
したいと思います。
まず、レンジトレードは、豪ドル円、ニュージードル円、ランド円などスワップ金利が
高い通貨ペアで売り買い両方を行ない、金利をコツコツ得ながら下の画のようにレンジ
相場で続々と利益確定決済を狙うものです。
コツコツ利確するといっても、下の画の最後の買いポジションのように決済が行なえない
ままに値動きが反対方向に進むと含み損を抱えますので、一定の損切値を設定し損失確定
も行ないます。
ただ、豪ドル円の取引などで、大きな証拠金で買いエントリーのみ行ないスワップ金利を
狙いながら損切決済は行なわないという方を何人も拝見しました。
相当資金に余裕があるからこそできるトレードです。
基本は損切設定値を入れるべきだとは思います。
さて、実際の過去の相場を見て見ますと、以下の画は1993年以降の豪ドル円チャートですが
レンジ相場が続くAの期間は、10円程度の幅でレンジトレードが仕掛けられ、連続して
利益確定決済が可能な相場です。
1993年以降の豪ドル円チャート
Dの期間も、30円程度の幅がありますので、損切設定値の値によっては、大きく含み
損を持ちながらも最終的には利益にすることが出来ます。
ところが、Bの期間でトレードをしていた場合には、54円から109円まで、実に
55円程の上昇が続いていますので、売り方向のポジションはずーっと塩漬けに
なってしまいます。
Cの期間では瞬く間に買い方向のポジションが含み損を持つこと
になります。
前述の通り豪ドル円ですので、スワップ金利狙いの買いポジションしか持たない
人も多いのですが、Cの期間にトレードをすると大きく戻って来るまで数年間塩漬け
を経験することになります。
これらのことから言えることは、レンジトレードは、ここ20年強の相場を見る限りに
おいては、レートは上下を繰り返しているので、ポジションに対して余裕のある資金
で運用するトレード方法であること。
しかし、将来のレートの方向性が上昇すると予想が出来るとすれば、1,000通貨対応の
MT4を使用し、買いエントリーのみを行なうと(豪ドルの場合、買のスワップ金利
はプラス)比較的少額な資金でも有効なトレード方法であることだと考えています。
現在のマーケットを見渡すと、一方向に今後レートが進むと想定が出来る通貨は
多くの方がある程度分かっていると思いますが、その通貨を使ったトレード方法は
次回ご説明したいと思います。
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